レビュー/書評: 「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

レビュー/書評: 「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

苫米地英人さんという方の、『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』という本を読んだので、レビューとして記事を書くことにします。

この本を手に取る方は、おそらく「頭がスッキリしない」という方だと思います。僕自身は、エンジニアをやっているせいか、「頭の中身を全て削除して、インストールしなおして、スッキリしたい」という感覚になることが多々あります!

この本を読むと、個人差はあれど、少しはスッキリするのではないかと思いますので、参考になれば幸いです。

総合的な印象

個人的には、読む前は、もっと生体的な側面から脳の仕組みを見ていき、問題に対処していくのかと思っていたのですが、案外、生体的な部分には触れずに、要は「気の持ちようをどうするか」、という実践的・精神論的な内容が多かった印象でした。

なので、脳科学に紐づけて理論的に問題に対峙したい方には、あまりお勧めできないかと思います。

個人的なポイント

納得できた部分が何箇所かありましたが、その内から3つほど簡単に紹介させていただきます。

「抽象度」を上げる

以下は引用です。

感情というゴミに埋もれないためには、抽象度を上げる、つまり視点を上げて自分を客観視し、視界を広げていくことが重要

抽象度という単語はあまり使わないかと思いますが、本の中では、「抽象度を上げる」とは、「自分を客観視すること」という意味で用いられていました。

つまり、自分のことだけ考えていると感情に振り回されてしまうので、もっと外側から見ることで、冷静になれるということです。

実際、これはかなり実用的ではあるのですが、あまり極端にやりすぎると、完全に自分の感情や意志を見失う可能性があるので、場面によって使い分けることが大切ですね。

感情を娯楽としてとらえる

以下は引用です。

全ての感情を娯楽にすること。これが感情のゴミとつきあう根本原則です。

人間、生きていると色々な感情に振り回されがちですが、これらの感情を全て娯楽として捉えることが重要です。

現実的に、悲しい出来事などがあった時に、娯楽と感じることは難しいかもしれませんが、自分の人生を、もっと客観的に、一本のドラマのように捉えていれば、「起伏があって面白くなってきたな」という風に思えると思います。要は、「楽観的」になるということです。

部分と全体を行き来する

以下は引用です。

部分を追いながら、常に全体が見えている。部分にフォーカスするのも、全体を俯瞰するのも、自由自在にできる。それが本当に頭のいい人であり…

細かい部分にずっと集中していると、全体が見えなくなることがあります。僕はたまに作曲をしたりするのですが、各パートにこだわりすぎて、全体のバランスを崩してしまうことがあります。おそらく、どんな仕事にも共通して、「部分と全体を行き来」してバランスを保つことが重要です。

まとめ

文体も難しくないため、全体的に、気軽に読むことができるかと思います。ただ、この類の本は、実生活にどう落とし込んでいくかを考えながら読んでいかないと、読んだ意味がなくなる可能性があるので、少しだけ時間をかけて読むことをお勧めします。